8月28日、高知競馬場で開催される「黒潮菊花賞」。
「黒潮皐月賞」「高知優駿」に次ぐ、高知三冠レースの第三戦目です。
今年の黒潮菊花賞出走馬の情報をまとめてご紹介します。
また最後に僕の予想も載せています。
直近10年のデータを参考にしながら、考えた予想です。
ちなみに黒潮菊花賞直近10年のデータは、こちらの記事にまとめています。
黒潮菊花賞…今年の勝利はどの馬になるでしょうか。
1枠1番 ナナコロビヤオキ
高知成績(5-1-0-0)
中央から高知に転入したきたのは4月。初戦は2着ながら、そこから5連勝をしこの舞台にやってきた。
前走は前哨戦・魚梁瀬杉特別を勝利。勢いはメンバー最上位。実績を伴った。
直近10年不振の1枠でどう展開させるのか。ベテラン倉兼育康騎手の手腕にも注目。
2枠2番 サーキットブレイク
高知成績(0-1-0-6)
実は勝ちがない同馬。最高順位は2着。
前走魚梁瀬杉特別では9着と振るわなかった。
鞍上は「ファイナルレースの申し子・塚本雄大」騎手。
ファイナルレース同様、この重賞の大舞台で振るわなかった成績からの「一発逆転」なるか。
3枠3番 モズクルードラゴン
高知成績(1-1-3-2)
ナナコロビヤオキと同レースで高知デビュー。3戦目にて初勝利。安定的な成績を残している。
鞍上は岡村卓弥騎手。父の血統から距離への不安視されるが、どうか。
同期ナナコロビヤオキには2戦とも先着されているが、この大舞台で逆転なるか。
4枠4番 ガルボマンボ
高知成績(5-2-3-3)
高知優駿馬。前走は魚梁瀬杉特別は3着。
1着馬ナナコロビヤオキとは0.3秒差。JDD帰り初戦と考えるとどうか。
鞍上は林謙佑騎手。20代のダービージョッキー。
高知優駿馬の実績をひっさげ、2冠達成となるか。若武者コンビの走りに注目だ。
5枠5番 チアアップ
高知成績(7-4-1-5)
牝馬。前走は魚梁瀬杉特別で2着。逃げて最後の最後交わされた格好。
黒潮皐月賞では9着。以降、3歳格ではなく一般格のC3で着実に力をつけた印象。
C3成績は(1-1-1-1)と安定した走り。
鞍上はベテラン西川敏弘騎手。逃げて前走の雪辱を晴らせるか。
5枠6番 パスポートチェック
高知成績(0-0-0-1)
前走が高知初戦。魚梁瀬杉特別で5着。
中央で走っており、2歳時には、あのルメール騎手を背に勝利もある。
負かした馬は、金沢での中央交流戦を圧倒的人気を背負って勝っている。
鞍上は岡遼太郎騎手。
馬、騎手とも未知数な力を秘めている…
6枠7番 ベルイルアンメール
高知成績(2-3-1-9)
牝馬。門別、大井を経験し、高知へ。高知ではC3でデビュー。C3を勝ち、3走目にはC2も勝っている。
鞍上は「高知の赤い彗星・永森大智」騎手。
先週の建依別賞では伏兵での勝利。
勢いのある永森騎手。ここもその勢いで勝利なるか。
6枠8番 マオノウイッシュ
高知成績(2-2-4-7)
牝馬。高知デビュー馬。
2歳重賞・黒潮ジュニアCSや金の鞍賞で3着。
2歳準重賞・土佐寒蘭特別で2着と好成績を残している。
3歳になると、不振が続く。6戦して掲示板が1回。前走C3クラスで3着に入り、復調の兆しか。
鞍上は多田羅誠也騎手。
7枠9番 アラバド
高知成績(4-3-6-9)
昨年門別から移籍。
3歳戦を勝つとC3条件も勝ち連勝。
「3歳準重賞・仙台屋桜特別」で3着。3走前はC2条件で3着。
鞍上は「高知のエース・赤岡修次」騎手。
高知トップジョッキーを背に、どんな走りをするのか…。
鞍上とも侮れない1頭だ。
7枠10番 サンコーチ
高知成績(2-5-0-18)
高知デビュー馬。「3歳準重賞・土佐有楽特別」を勝利。
岡騎手同様、初準重賞制覇。
以降5戦は掲示板にも入れず不振。
だが、3走前のC3条件で2着に入り、前走魚梁瀬杉特別では4着。
人気を大きく上回る着順となった。
鞍上は妹尾浩一朗騎手。
8枠11番 ヴェレノ
高知成績(5-5-1-10)
牝馬の黒潮皐月賞馬。高知優駿では2着。
実績は十分。メンバー最上位。
宮川真衣調教師初の重賞制覇。
畑中信二騎手初の高知重賞馬。
調教師、騎手とも思い入れのある馬だろう。
今回は高知優駿から直行。
約2か月半の休み明け。
仕上がりがカギを握りそうだ。
8枠12番 アムールジョイ
牝馬の高知デビュー馬。
3歳準重賞「土佐水木特別」「土佐有楽特別」ともに2着。
前走魚梁瀬杉特別は取り消し、2走前はJRA交流よさこい盃で3着。
鞍上は佐原秀泰騎手。
外枠有利なこの一戦で、大きな成果を残せるか。
黒潮菊花賞の展開予想
絶対的逃げ馬が不在かなぁと。
逃げるとしたら、チアアップかな。
マイペースに持ち込めたら、逃げ切る可能性もありそうな1頭。
追込や差しでも後ろの方から行きたい馬が多いので、差し馬を選ぶときには、切れ味をみていくと良さそう。
基本的には、前残りが有利な傾向もあるので、先行馬には注目。
ナナコロビヤオキが内でロスなく運べそうな感じ。
果たして…。
マツダイの印
では、わたくしマツダイの印を。
正直、パドック見て判断したい馬もいるので、当日の印とは異なると思いますが、ご理解ください。
ついで程度に見てください(笑)
◎4.ガルボマンボ
〇1.ナナコロビヤオキ
▲11.ヴェレノ
△5.チアアップ、3.モズクルードラゴン、10.サンコーチ
です。
やっぱり高知優駿馬ガルボマンボは強いと思っています。
遠征帰りの前走でも、最後にグイっときたので、地力はやっぱりあるなと。
ここは期待したい。
ナナコロビヤオキの連勝もすごい。
特に前走はこの黒潮菊花賞の前哨戦。
そこで重賞馬たちを相手にしっかりと勝ち切ったので、やっぱり力はあるなと。
ヴェレノに関しては、力はめっちゃあると思っています。
が、高知優駿から直行ということで、状態面が気になります。
チアアップは、逃げ馬不在の中で逃げそうな存在。
3着内に残る可能性はあると思ってます。
モズクルードラゴンは、毎度まくって直線に入ってきている印象。
後ろからいってもまくる展開には慣れていると思うので、前残り有利なこのレースでも対応出来そうかなと。
サンコーチは何だろうな…。なんだか不気味な感じがしています。
この子も状態見て判断したい1頭です。
さぁ、黒潮菊花賞は8月28日!
今年はどんなドラマが待っているでしょうか!?