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なぜアーモンドアイは顕彰馬に選ばれなかったのか?選定基準からみるアーモンドアイの輝き

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2022年度、JRA顕彰馬選定記者投票の結果が発表された。

2022年度は、顕彰馬なし。

2年連続、顕彰馬は選出されなかった。

アーモンドアイは、今年から顕彰馬の対象になっていた。

しかし、今年度はアーモンドアイが顕彰馬に選定される事はなかった。

この結果に、Twitter上では

などなど、疑問の声が多く上がっている。

顕彰馬に選定される条件、アーモンドアイの実績を見ていきたい。

顕彰馬とは

そもそも顕彰馬とは何か。

JRAのHPによると

JRAでは、中央競馬の発展に特に貢献があった馬および調教師または騎手について、その功績を讃え、顕彰を行っております。

なお、選定された顕彰馬および顕彰者のブロンズ像、絵画(肖像画)などの関係資料は、東京競馬場内のJRA競馬博物館に展示されております。

JRAのHPより

とある。

顕彰馬になるには、中央競馬の発展に貢献する事が大事という事だ。

過去の顕彰馬を見ていくと

  • セントライト
  • シンザン
  • シンボリルドルフ
  • ディープインパクト
  • ウオッカ
  • ロードカナロア

などなど、さすが顕彰馬といった歴史に名を残した馬ばかり。

顕彰馬には、歴史に名を残すような活躍と実績が必要なのだろう。

顕彰馬に選定される方法と条件

中央競馬の発展に貢献し、歴史に名を残す活躍と実績のある顕彰馬。

顕彰馬は一体、どうやって選定されるのか。

JRAによると

毎年報道関係者による選定投票を行い、3/4以上の得票を得れば選定されます。

JRAのHPより

とある。

2022年の投票に参加した報道者は、JRAのHP上で発表されている。

競馬新聞の記者など、競馬報道に関係する面々だ。

中には、Twitterで自分が投票に参加した事を明かしている記者もいる。

関係者には1人4票まで投票できるという条件がある。

2022年、投票に参加した記者は202名。

顕彰馬に選定されるのに必要な票数は3/4だから、152票が必要だった、という事だ。

2022年、アーモンドアイへの投票数は144。

8票足らずで、選定されなかった。

報道関係者の投票する基準

報道関係者の投票によって選定される顕彰馬。

1人4票までという制限がある中で、投票する関係者には、どういった基準があったのか。

JRAが公表している基準には

(1)競走成績が特に優秀であると認められる馬

(2)競走成績が優秀であって、種牡馬又は繁殖牝馬としてその産駒の競走成績が特に優秀であると認められる馬

(3)その他、中央競馬の発展に特に貢献があったと認められる

JRAのHPより

とある。

端的に言えば

  • 優秀な競走成績を残した馬
  • 優秀な子どもが多くいる馬
  • 中央競馬の発展に貢献した馬

という事だろう。

アーモンドアイの功績を振り返りつつ、上記の基準を照らし合わせて見ていきたい。

アーモンドアイの功績

顕彰馬への基準からみて、アーモンドアイはどうなのか見ていきたい。

上記した「記者の投票基準」の「(1)~(3)」を順にみて、アーモンドアイの功績と照らし合わせていこう。

基準(1):競走成績が特に優秀であると認められる馬

アーモンドアイの生涯成績は(11-2-1-1)。

15戦11勝とかなり優秀な成績だ。

獲得したGⅠタイトルは

  • 桜花賞
  • オークス
  • 秋華賞
  • ジャパンカップ2回
  • ドバイターフ
  • 天皇秋2回
  • ヴィクトリアマイル

海外GⅠ合わせて9勝。

これは芝レースにおける日本調教馬初の記録だ。

獲得賞金は海外合わせて19億1526万3900円。

日本調教馬初19億円台を記録。

中央競馬だけだと、15億1956万3000円。

成績面をみると十分に「競走成績は優秀」と言える。としか言えない。

基準(2):競走成績が優秀であって、種牡馬又は繁殖牝馬としてその産駒の競走成績が特に優秀であると認められる馬

アーモンドアイの初産駒は2022年に誕生している。

エピファネイアとの子どもだ。

また、モーリスとの子を受胎しており、順調にいけば2023年に誕生予定。

2022年には、産駒がデビューしておらず、基準は満たせない。

産駒の活躍に期待したい。

基準(3):その他、中央競馬の発展に特に貢献があったと認められる

日本のみならず、世界で活躍したアーモンドアイ。

アーモンドアイ3歳時の2018年、ジャパンカップを制した後。

世界の競走馬の格付けをするロンジン・ワールド・ベストレースホース・ランキング(LWBRR)でのアーモンドアイのレーティングは「124」。

これは当時の世界第3位という格付けだった。

更にジェンティルドンナの記録「122」を抜いて、日本調教牝馬1位の記録でもあった。

アーモンドアイ5歳時の2020年にも「124」を記録。

エネイブルやラヴ、マジカル、タルナワなど世界の名だたる牝馬を抜いて、当時世界一の評価だ。

2020年アーモンドアイは、国際的なウェブマガジン「サラブレッド・レーシング・コメンタリー」(Thoroughbred Racing Commentary)では、2020年TRC世界年度代表馬に選ばれた。

世界的にも大きな評価を受けていたアーモンドアイ。

中央競馬の発展に大きく貢献している、と言えるだろう。

アーモンドアイはアーモンドアイ

2022年顕彰馬には選ばれなかったアーモンドアイ。

多くの競馬ファン、関係者からは疑問の声が多く上がっている。

選定方法など、顕彰馬選定の仕組みを変える必要がある、という声もある。

いち競馬ファンには、分からない事、疑問な事が多くある顕彰馬投票。

選定の仕組みについては、分からない事だらけで、結果をみて批判や疑問を投げかける事しかできない。

全員が納得する事は不可能でも、多くの人が疑問を抱く仕組みは、良い仕組みと言えるだろうか。

ただ、顕彰馬に選ばれるには、これが最後のチャンスではない。

産駒デビューがまだのアーモンドアイにとって、基準(2)の「産駒が優秀」はこれから。

まだまだ顕彰馬に選ばれるチャンスは十分ある。

もし仮に選ばれなくても、アーモンドアイはアーモンドアイ。

彼女の活躍、走り、功績、衝撃、感動…。

アーモンドアイが競馬ファンに与えてくれた「競馬の楽しさ」は残り続ける。

アーモンドアイをみて、競馬が好きになった人も多くいる。

競馬ファンの記憶に残り続けるアーモンドアイ。

顕彰馬になれなくても、彼女の輝きは決して色あせない。

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