2022年6月12日。
この日は、高知けいばの祭典「高知優駿」です。
今年は「大井」「浦和」「川崎」「兵庫」と全国各地から、猛者が乗り込んできています。
全12頭。果たして高知王者になるのは、どの馬か!?
高知の王者が決まる…!
関東勢が本気。理由は賞金にあり。
今年は南関から強い馬たちがやってきています。
南関リーディング森泰斗騎手や、南関の馬に高知リーディング赤岡騎手が乗るなど、南関勢が本気です。
それはなぜか…。
理由は「賞金」にあり。
こちらの図をご覧ください。
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿1着賞金の推移.png)
これは、高知優駿1着馬の賞金の推移表です。
いち地方競馬の賞金が、5年で3倍以上になっています。
「全ナイター開催」「ネット投票」「一発逆転ファイナルレース」…。
高知けいばが仕掛けた戦略が大ハマりし、多くの競馬ファンが高知の馬券を買ってくれています。
そうして収益が爆増し、賞金に反映されているのです。
賞金が上がれば、遠征馬も強い馬が来る。
そうして、レース全体のレベルが上がり、より高度な戦いを楽しめることが出来ます。
今年は南関勢がいつも以上に本気です。
より高いレベルの高知優駿が見られそうでワクワクしますね!
高知優駿2022の展開予想
より高いレベルの戦いになるであろう高知優駿。
今年はどう展開していくのか…。
展開の予想をしてみました。
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿.png)
そんなに前に行きたい馬が、多くない印象です。
内枠の1番2番辺りが先団を形成し、進んでいきそうな印象。
ちなみに、過去の高知優駿をみていくと「逃げ」の馬が多く馬券に絡んでいます。
脚質、血統、枠別成績、一番人気馬成績…。
近10年のデータを取って、傾向と対策を考えた記事があります。
きっと予想に役立つデータ、傾向と対策は、こちらの記事をご覧ください。
内枠の馬がまんまと先行して押し切るのか、切れ味鋭い馬が飛んでくるのか…。
果たしてどんな展開になるでしょうか。
展開を考えるだけで、ワクワクしますね!
高知優駿2022出走各馬の紹介と総評
それでは高知優駿に出走する各馬の紹介をしていきます。
総評も併せてご覧ください。
1.アイウォール
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 1.png)
父エスポワールシチー
母父First Defen
浦和からの参戦。
門別で2勝。
浦和へ移籍。浦和で3勝。
その鞍上は全て森騎手。
南関リーディング森泰斗騎手が、高知へやってくる。
バツグンの先行力が武器。
右回り、小回りでも大丈夫だろう。
調教師は「距離も問題ない」と話す。
有力候補の一角。果たして。
2.ハッピーオーラ
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 2.png)
父アジアエクスプレス。
母父ジャングルポケット。
中央から高知転厩。高知ではこれが3戦目。
高知初戦では2着に2.3秒差をつける鮮烈な圧勝。
前走は3歳の山桃特別で3着。連闘での参戦だった。
今回は少しゆとりのあるローテ。
この大舞台であの日の圧勝の再現なるか。
3.ラッキーライズ
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 3.png)
父コパノリッキー。
母父Street Cry。
兵庫から参戦。
前走はのじぎく賞。
実はのじぎく賞から19年リリコ、21年クレモナが3着になっている。
相性のいいローテ。
鞍上は兵庫のイケメン鴨宮騎手。ゴルフ好きの鴨宮騎手。
果たして。
4.アンティキティラ
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 4.png)
父シニスターミニスター。
母父エンパイアメーカー。
佐賀・花吹雪賞、名古屋・若草賞と地方重賞を連勝している。
黒潮菊花賞では2着。
前走は集中を欠いたような走りだった。
高い能力を持っているだろう。
追い切りタイムを見ると、高知けいばの中で最速のタイムを出している。
高い能力をこの大舞台で発揮なるか。
5.マオノウイッシュ
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 5.png)
父バトルプラン。
母父マンハッタンカフェ。
ここ最近は低調。
しかし、2歳時は高知重賞・金の鞍賞で3着など存在感があった。
馬体重が戻ってきており、体調は整ってきているか。
鞍上は高知重賞で絶好調の宮川実騎手。
相手は強いが果たして…。
6.フレッシュグリーン
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 6.png)
父トゥザワールド。
母父アグネスタキオン。
川崎からの参戦。
なんとここまで18戦。3歳にして18戦。
レース経験の上積みはスゴイ。
前走の東京湾カップでは上り最速。
キレはこのメンバー上位だろう。
追い切りは上々だとか。
自身のキレを活かして勝利なるか。
7.アラバド
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 7.png)
父ベーガバド。
母父ストラヴィンスキー。
2歳時、門別から高知へやってきた。
門別では1勝。高知では4勝している。
関係者によると「学習能力は高い」とのこと。
鞍上は高知・岡村卓哉騎手。
レース運びは良い感じ。
相手は強いが果たして。
8.ガルボマンボ
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 8.png)
父ガルボ。
母父クロフネ。
準重賞を2勝。高知のこの世代では実績上位。
前走は前哨戦・山桃特別は差なしの2着。
距離は大丈夫だろう。
鞍上は高知・林謙佑騎手。
世代トップクラスの力を持ったガルボマンボ。
相手は強いが大丈夫かガルボマンボ。
名前を言いたくなるガルボマンボ。果たして。
9.アムールジョイ
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 9.png)
父エスケンデレヤ。
母父サウスヴィグラス。
高知の生え抜き牝馬。
前走は前哨戦・山桃特別で4着と善戦。
関係者の話では「距離は大丈夫」との事。
鞍上は高知・佐原秀泰騎手。
実は7枠は高知優駿ではメッチャ走る。
相性のいい枠を活かして好成績なるか。
10.コスモポポラリタ
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 10.png)
父ロージズインメイ。
母父ヤマニンセラフィム。
大井からの参戦。
2歳時には門別牝馬重賞を連勝。
前走の東京プリンセス賞を2着。
高い能力が復調してきた。
鞍上は高知リーディング赤岡修次騎手。
南関が本気出してきた布陣だろう。
高知は初めてだが、赤岡騎手のリードで勝利なるか。
11.ヴェレノ
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 11.png)
父プリサイスエンド。
母父マンハッタンカフェ。
黒潮皐月賞馬。
前走の前哨戦・山桃特別でも勝利。
高知では実績最上位と言える。
高知初の女性調教師・宮川真衣調教師。
鞍上は高知の騎手になったばかり畑中真司騎手。
地の利を活かして、二冠目なるか。
地元民としては肩入れしてしまう一頭。
12.サンコーチ
![](https://matsudaikeiba.com/wp-content/uploads/2022/06/高知優駿 12.png)
父サンカルロ。
母父マンハッタンカフェ。
高知の生え抜き馬。
大きな完歩が特徴。
関係者の話では「1900mは合わない」との事だが、どうか。
鞍上は高知のルーキー・岡遼太郎騎手。
大外枠をどう活かせるか。
人気薄、ルーキー…思い切った騎乗が見られたら一発あるか。
ワクワクが止まらない高知優駿!!
6月12日。
やっぱり「優駿」という響きはワクワクしますね!
全国各地からも猛者が集まった今年の高知優駿。
果たしてどんなドラマが待っているでしょうか!?