どんな馬の血統を、知ればいいのか分からない
影響力がある血統って、どんなのがあるの?
種牡馬がたくさんいて、どの馬の事を学べばいいか、分かりませんよね。
どの種牡馬に、どんな影響があるのか、調べるのも大変…。
この血統には、こんな傾向があって、この血統はこう…。
調べれば調べるほど、頭が混乱して、時間だけが過ぎていく…。
僕もそうでした!
血統の事を勉強しようと思い、種牡馬を調べたら、たくさんいる…。
どの馬を勉強すればいいか分からず、血統の事を諦めた経験があります。
そんな僕が「基本の5頭」から学んでいくと、どんどん血統の事が見えてくるようになりました!
そして、血統からレースを予想するまでになったのです!!
種牡馬がたくさんいて、どの馬を学べばいいか分からない、あなた。
まずは「基本の5頭」を学んでみましょう!!
この記事では
を書いています。
「基本の5頭」」を学べば、そこから血統の特徴を学んでいく事ができます。
血統が分かってくると、予想に幅がうまれ、それまで獲れなかった馬券を獲る事もできます!
「基本の5頭」を学んで、プラス収支を勝ち獲りましょう!!
「基本の5頭」って?
「基本の5頭」とは「競馬界に大いなる影響を残した種牡馬」の事です。
シェア率~%など、細かい定義がありますが、ここでは「日本の競馬界に大いなる影響を及ぼした馬」と位置付けてご紹介します。
「基本の5頭」の子供がビッグレースで活躍し、その子がまた種牡馬になって、子ども活躍する…。
「基本の5頭」から、脈々と血が受け継がれ、今日の日本競馬があります。
「基本の5頭」なしに、血統は成り立たないのです。
「基本の5頭」って、どんな馬?
では、具体的にどの馬が「基本の5頭」なのか…。
その5頭とは
の5頭です。
この5頭が、日本競馬に大きな影響を及ぼしている5頭です。
この基本たちの子どもが、今日まで日本競馬で活躍しています。
では、各馬のご紹介をしていきます。
血統の基本:サンデーサイレンス
いわずと知れた大種牡馬「サンデーサイレンス」。
サンデーサイレンスが日本の競馬を大きく変えました。
日本競馬の血統を語るうえで、欠かす事の出来ない基本の1頭、それがサンデーサイレンスです。
サンデーサイレンスのプロフィール
サンデーサイレンスは、1986年にアメリカで産まれました。
当初は、見栄えが悪く、売れ残ったというエピソードがあります。
また、気性が荒く、扱いの難しい馬だったそう。
1988年10月、競走馬デビュー。
アメリカの三冠レースを2つ勝つなど、GⅠ6勝の大活躍を見せます。
1990年に日本にやってきて、種牡馬デビュー。
1995年から13年連続で種牡馬として、日本のトップに君臨しました。
サンデーサイレンスの代表産駒
サンデーサイレンス、代表のこどもには
- ディープインパクト(三冠など)
- ステイゴールド(香港ヴァース)
- ダイワメジャー(皐月賞、マイルCS連覇など)
- ゴールドアリュール(フェブラリーSなど)
- ハーツクライ(有馬記念など)
- ネオユニヴァース(ダービーなど)
など挙げればキリがないほど、サンデーサイレンスは日本競馬に多大なる影響を及ぼしています。
まさに基本中の基本と言える種牡馬です。
サンデーサイレンスの系統特徴
日本競馬に多大なる影響を及ぼした血統の基本・サンデーサイレンス。
サンデーサイレンス系の特徴は
などです。
サンデーサイレンスが亡くなった今でも、サンデーサイレンス系の馬たちが、日本競馬では大活躍しています。
血統の基本:ノーザンダンサー
カナダ競馬に激震を走らせた「ノーザンダンサー」
その子供たちは世界で大活躍しました。
もちろん、ノーザンダンサーの血は、日本競馬にも大きな影響を与えています。
日本競馬にとっても、血統の基本と言える1頭です。
ノーザンダンサーのプロフィール
ノーザンダンサーは1961年にカナダで生まれました。
成長が遅く、デビュー頃になっても、デビューできるか分からないほど、小さな体をしていた、というエピソードがあります。
デビュー後は、アメリカで競走生活を送り、18戦14勝。
種牡馬になりました。
書牡馬になると、「ノーザンダンサーの精液1滴は、1カラットのダイヤモンドよりも価値がある」と言われるほど大活躍しました。
ノーザンダンサーの代表産駒
ノーザンダンサーの代表産駒は
- ニジンスキー(イギリス三冠など)
- ヴァイスリージェント
- リファール(フォレ賞など)
- ダンジグ
- サドラーズウェルズ(愛2000ギニーなど)
です。
ノーザンダンサーの系統特徴
ノーザンダンサーの系統特徴は
などがあります。
アメリカだけでなく、世界で活躍しているノーザンダンサー系。
日本でも、ノーザンダンサー系は、活躍しています。
特にヴァイスリージェント系には、日本競馬ファンの度肝を抜く走りをした、クロフネがいます。
クロフネは種牡馬になっても、大活躍。
現代日本の血統を語るうえで、基本になる1頭になっています。
血統の基本:ミスタープロスペクター
ミスタープロスペクターは、正直競走馬としては、そこまで大レースの勝ちがありません。
が、種牡馬になると、それが一変。
歴史名を遺す大活躍をしています。
当然、日本競馬にも、大きな影響を及ぼしており、血統の基本と言えるでしょう。
ミスタープロスペクターのプロフィール
ミスタープロスペクターは、1970年にアメリカで産まれました。
競走成績は14戦7勝。
マイル以上の距離では走らず、スプリンタータイプだったそう。
しかし、種牡馬になると一変。
次々とクラシックホースを輩出し、大成功を収めています。
ミスタープロスペクターの代表産駒
ミスタープロスペクターの代表産駒は
- キングマンボ(仏2000ギニーなど)
- フォーティナイナー(フューチュリティSなど)
- ファピアノ(メトロポリタンハンデなど)
などです。
以上に挙げた3頭は、今でも日本競馬に影響を及ぼしている3頭です。
キングマンボは、変則2冠を達成したキングカメハメハの父。
キングカメハメハは、種牡馬になり、日本でトップの種牡馬になっています。
のちに、アーモンドアイに繋がる血統が、キングマンボです。
「ミスタープロスペクター→キングマンボ→キングカメハメハ」と繋がるため、ミスタープロスペクターは、血統の基本と言える1頭と言えます。
ミスタープロスペクターの系統特徴
ミスタープロスペクター系の特徴は
などです。
今、日本で大活躍している種牡馬「ロードカナロア」。
アーモンドアイの父です。
ロードカナロアも、ミスプロの血を引いています。
血統の基本:ロベルト
アイルランドで活躍した「ロベルト」。
当時の最強馬に唯一、土をつけた馬として名を馳せました。
種牡馬になり、たくさんの活躍馬を輩出しています。
もちろん、日本競馬でも活躍する馬が多いです。
ロベルトは、血統の基本として、押さえておきたい1頭と言えます。
ロベルトのプロフィール
ロベルトは、1988エネにアメリカで産まれました。
デビューから強さを発揮し、イギリスのダービーで勝利。
引退後に種牡馬となり、たくさんの活躍馬を輩出。
その血は、日本でも活躍しています。
ロベルトの代表産駒
ロベルトの代表産駒としては
- ブライアンズタイム(フロリダダービーなど)
- リアルシャダイ(93年日本リーディングサイアー)
- Kris S
など。
子どもの「子ども」が日本で競走馬としても、種牡馬としても活躍しています。
主に日本で活躍したロベルト系は
- ブライアンズタイム
- シンボリクリスエス(父がKris S)
- タニノギムレット(ダービー)
です。
タニノギムレットは、種牡馬になり「牝馬ダービー馬」日本競馬史に残る伝説の一戦「2008年・天皇賞秋」を制した「ウオッカ」を輩出しています。
伝説の一戦「2008年・天皇賞秋」については、こちらの記事をご覧ください。
多くの競馬ファンを惹きつけたウオッカ。
僕はウオッカを見て、競馬の世界にどっぷりハマりました。
ウオッカは、ロベルトの血を引く1頭です。
ロベルトもまた、血統の基本として押さえておきたい1頭と言えるでしょう。
ロベルトの系統特徴
ロベルト系の特徴としては
などです。
特に「シンボリクリスエス」は、ロベルト系の後継者として、たくさんの子ども輩出しました。
今後も、シンボリクリスエスを中心に、ロベルト系の血は継がれていく事でしょう。
血統の基本:ナスルーラ
イギリスで競走馬デビューし、活躍した「ナスルーラ」。
イギリスとアメリカを股にかけ、世界で大成功を収めた大種牡馬です。
もちろん、日本競馬にも、大きな影響を与えています。
血統の基本と言える1頭です。
ナスルーラのプロフィール
ナスルーラは、1940年にイギリスで産まれました。
競走馬としては、そこまで大レースを勝ったわけではないよう。
しかし、種牡馬になると、 初年度からアメリカの代表馬になるナシュアを輩出するなど、 産駒たちが次々と活躍しました。
ナスルーラの代表産駒
ナスルーラの代表産駒は
- グレイソヴリン
- ボールドルーラー
- レッドゴッド
- ネヴァーベンド
- プリンスリーギフト
などです。
上記の馬たちは、種牡馬として、日本の競馬に大きな影響を及ぼしています。
ナスルーラの系統特徴
ナスルーラ系の特徴として
などです。
短距離で活躍した「サクラバクシンオー」。
大人気・ウマ娘でも人気の1頭ですよね。
サクラバクシンオーは、今でも、母父などで影響力があります。
サクラバクシンオーを母父に持つ馬としては「キタサンブラック」がいます。
サクラバクシンオーも、キタサンブラックも、ナスルーラの血を引いているのです。
「基本の5頭」を知ると、血統の傾向が見えてくる!
長くなりましたが
血統の「基本の5頭」をご紹介しました。
この5頭を押さえれば、だいたい、日本競馬で活躍している馬に、当てはまります。
そこから、血統の特徴と照らし合わせていくと、血統でしか獲れないような馬券も獲れてきます。
しかし、もっと言うと、血統は細かく、もっと複雑です。
血統で馬券を獲れるようになるには、基本の5頭から、さらに先をみていく必要があります。
そんなの難しくて出来ない!
そう、思ったあなた。
大丈夫。
血統を学ぶ上で、初心者でも、とっても分かりやすく解説してくれている、本があります。
「一から始める!サラブレッド血統入門」です。
「一から始める!サラブレッド血統入門」では、この記事で紹介した血統の他に、もっと多くの馬たちが、紹介されいます。
そもそも血統とは何か、血統表も見方から、馬券に繋がる血統の特徴など、血統に関するたくさんの事が書かれています。
競馬はブラッドスポーツ。
血統が競走馬に与える影響は少なくありません。
血統を知る事で、それまで獲れなかった馬券を獲る事も出来るのです。
この記事を読んで、血統に興味が出てきたあなた。
血統で馬券を獲りたいあなた。
「一から始める!サラブレッド血統入門」を読んで、もっと血統について知ってみましょう。
「一から始める!サラブレッド血統入門」を読めば、あなたもきっと、血統で馬券が獲れるようになりますよ。
血統を知っていけば、予想の幅が広がります。
予想の幅が広がると、馬券収支も上がってきます。
血統知って、プラス収支を勝ち獲りましょう!
そして、競馬をもっと楽しみましょう!!