競馬の戦術が分からない
戦術で何がどう違うの?
競馬の戦術について、お悩みではありませんか?
勝負の世界では、必ず「戦術」ってありますよね。
競馬にも戦術があります。
僕は以前
観ている側が戦術を知っても意味がないんじゃ…
と、戦術については、全く触れずに競馬予想をしていました。
しかし、戦術について学ぶと競馬がどんどん見えてくる!
戦術から競馬予想をして、プラス収支に繋げる事が出来ました。
そこでこの記事では「競馬の戦術」について書いています。
結論から申し上げますと、競馬の戦術とは「脚質」の事です。
脚質を知っていくと、予想に必ず役立ちます。
脚質を知って、予想に役立てていきましょう!
脚質(きゃくしつ)とは?
脚質とは「馬の得意戦法」です。
🔰脚質って?🔰 どの「位置」で競馬をするのが得意なのか。 その得意な走り方を「脚質(きゃくしつ)」といいます。 脚質は主に5分類。 ✅逃げ ✅先行 ✅差し ✅追込 ✅自在 自在はどこでもOK! 上から順に前→後ろの位置です。 過去レースをチェックして、脚質を把握しましょう🏇
Twitterより
脚質は、馬が持っている特性や能力を、最大限に引き出すための戦術。
脚質を知ると
- どんな展開になるのか
- どんな能力に秀でているのか
が、見えてきます。
脚質の性質や特徴を知る事で、競馬予想にも大いに役立ちます。
では、ひとつひとつ見ていきます。
脚質「逃げ」とは?
「逃げ」とは、文字通り、逃げる脚質です。
先頭でレースを進めるペースメーカーとなるのが得意。
逃げ馬が、どう逃げるかで、レースのペースや流れが変わってきます。
逃げのメリット
逃げのメリットを3つ紹介します。
です。
ペースを作りやすい
逃げは先頭に立つ脚質です。
なので、自らペースを作っていきやすいメリットがあります。
スローに落とすもよし、大きく逃げて逃げ切りを謀るのもよし…。
自分がしたいペースにする事で、得意な勝ち方に持って行きやすいメリットがあります。
紛れが少ない
逃げは先頭に立ちます。
他馬との「紛れ」が少ないのも、大きなメリットです。
競馬は結構「運」に左右されます。
紛れは、その典型。
紛れによる、敗戦は珍しい事ではありません。
紛れが少ないというのは、逃げという脚質の大きなメリットです。
ハラハラできる
観ているファンの立場ですが、逃げは「ハラハラ」します。
頑張れ!追いつかれるな!逃げ切れーーー!!
直線で他馬がグングン伸びてくる中、果敢に逃げ粘る姿は、見ていてハラハラ。
逃げは見ていて、とても楽しめる脚質です。
逃げのデメリット
逃げのデメリットを2つご紹介します。
です。
バテる事も…
逃げのデメリットは「バテる」です。
ペースメーカーの宿命ともいえる「スタミナ切れ」。
他馬も簡単には、逃がしてくれません。
逃げ馬にピッタリくっついて、プレッシャーをかけて、逃がし切れないようにしてきます。
バテる事もある、逃げという脚質の宿命がデメリットです。
騎手のウデが問われる
逃げはとても難しい戦術です。
ウマいペースにしないと、逃げ切る事は難しい…。
どう逃げて、どう逃げ切るか…。
騎手の逃がし方が、とても重要。
騎手がどう乗るのかによって、大きく影響されます。
逃げは、騎手のウデに大きく問われる脚質です。
強い逃げ馬の見抜き方など、逃げについては、こちらの記事をご覧ください。
サイレンススズカやツインターボなど、逃げ馬は人気の高い馬が多いのも特徴です。
逃げは諸刃の剣の脚質と言えますが、ファンの多い脚質でもあります。
脚質「先行」とは?
先行(せんこう)とは、「前で勝負する」脚質です。
逃げ馬の後ろを追走して、直線で逃げ馬を交わして勝つ。
いわゆる「好位」と呼ばれるのが、先行です。
先行のメリット
先行のメリットを2つご紹介します。
です。
リズムに乗りやすい
先行タイプの馬は、リズムに乗りやすいです。
逃げ馬を見ながら、レースを進めていけるため、逃げ馬のペースに合わせられやすい。
自分でペースを作るのが苦手でも、相手に合わせていくと、リズムが作れる脚質です。
スタミナ>スピード
先行タイプの馬は、スピードに秀でてなくても大丈夫!
もちろんスピードは大事ですが、スピードよりも「スタミナ」の方が重視されます。
逃げ馬についていくスタミナと、スッと交せるスピードと器用さ…。
短距離でも他馬に比べて、スタミナがあると、自分の競馬が出来る脚質です。
先行のデメリット
先行のデメリットを2つご紹介します。
です。
紛れが多い
先行タイプは、紛れが多いです。
道中でも、直線でも、上手にレースを運べないと、他馬に囲まれる事があります。
囲まれると、そこから抜け出すのが難しい…。
囲まれたまま、力を出し切れずにゴールする事もあります。
先行では、紛れが多いので、上手にレースを運べる騎手のウデも大事でな脚質です。
折り合いが重要
先行は折り合いがカギ。
折り合いとは「一体感」。
馬と騎手の息が合わないと、リズムに乗れず、先行の得意な流れに持って行けません。
騎手と馬。
折り合いがつけづらいと、先行で闘うのは厳しいと言えます。
強い先行馬の見抜き方など、先行については、こちらの記事をご覧ください。
競馬の王道とも言える先行。
スッと抜け出して行く様は、何だかカッコよさを感じる脚質「先行」です。
脚質「差し」とは?
差し(さし)とは、「スナイパー」です。
道中は先行馬の後ろで待機。
虎視眈々とスタミナを温存し、直線で一気に前の馬たちを交わしていくスタイル。
逃げ馬や先行馬を、狙いすましたかのように、差し切っていくのが、差しの特徴です。
差しのメリット
差しのメリットを3つご紹介します。
です。
スタート下手でも大丈夫!
差しでは、スタートはそこまで問われません。
良い事に越したことはありませんが、下手でも大丈夫!
後ろの方で待機する戦術なので、スタートが少々遅れても、大きな問題にはなりません。
スタートが下手な馬でも大丈夫のは、メリットです。
スピード>スタミナ
差しは、直線で前の馬を交わしていくスタイル。
なので、スピードが大事!
スタミナが少ない馬でも、直線でいかに、爆発できるかで勝負が決まります。
スタミナが問われにくいのが、差しのメリットです。
ハイペースにも対応できる
差しは後ろで待機するスタイル。
なので、早いペースになっても対応できます。
ハイペースに対応できるのは、差しの大きなメリットと言えます。
差しのデメリット
差しのデメリットを2つご紹介します。
です。
届かない事も…
後ろから直線で抜いていくスタイルの差し。
なので、前の馬に「届かない」事もあります。
レース中の「騎手の読み」がとても重要です。
脚を余す
「脚を余す」とは、「余力がある」事です。
力を出し切れず終わってしまう事を「脚を余す」といいます。
他馬に紛れたり、騎手が思ったより、エンジンがかからなかったり…。
差しでは、脚を余すケースがあります。
脚を余すのは、大変もったいない事ですが、差しには「つきもの」と言えるデメリットです。
強い差し馬の見抜き方など、差しについては、こちらの記事をご覧ください。
中団あたりから、前の馬をどんどん追い抜いていく差し。
見ていてスカッとした気持ちになる脚質です。
脚質「追込」とは?
追込(おいこみ)とは、「バズーカ」です。
道中は最後方に待機。
直線で他馬をバッタバタを抜き去る姿は、まさに「バズーカ」。
ファンが多い脚質です。
追込のメリット
追込のメリットを2つご紹介します。
です。
スタート下手でも大丈夫!
道中では、最後の方に控えるスタイルの追込。
なので、スタートが下手でも、そこまで問題ではありません。
スタートが苦手な馬でも、勝負できるスタイルなのが、追込のメリットです。
見ていて気持ちいい
見ている側のメリットですが、追込は見ていて気持ちいいです。
直線でグングン伸びて、他馬をバッタバタを抜き去る姿は、見ていていてスカッとします。
ファンが多い脚質なのも、納得です。
追込のデメリット
追込のデメリットを2つご紹介します。
です。
展開に左右されやすい
追込は、自らペースを作れません。
逃げ馬がスローに逃げれば、それに準じます。
展開に大きく左右され、勝ち切るのが難しいというのは、追込の大きなデメリットです。
騎手のウデが重要
追込は、騎手のウデが超重要。
ペースを読み、どうレースを逆算して進めていけるかで、勝敗が大きく動きます。
届かなかったり、脚を余したり…。
とても難しい脚質な追込です。
強い追い込みの見抜き方など、追い込みについては、こちらの記事をご覧ください。
後方から前の馬を、バッタバタと追い抜いていく追い込み。
ヒヤヒヤしますが、ファンの多い脚質です。
脚質「自在」とは?
自在とは、文字通り「自在」。
「オールマイティー」な脚質です。
前で後ろでも、レースによって、自分の位置を操作できる万能な脚質。
近年だと、「アーモンドアイ」が代表的な自在脚質。
折り合い、レースの流れで、自在にレースを運んでいける脚質です。
脚質を知れば、競馬がどんどん見えてくる!
長くなりましたが、脚質についてご紹介しました。
脚質を知ると、馬の能力が見えてきます。
脚質は、予想するレースの展開や、力関係を把握する上で、とても大きな情報です。
脚質を知ると、どんどん競馬が見えてきます。
脚質は、競馬を見抜く大きなカギ。
脚質を知って、競馬を知っていきましょう!